年長児さんクラスでは、『認知・行動』の活動として、オリジナルパズル作りを行いました。
この活動では、バラバラになっているパズルを組み立てていくのではなく、自分でどのくらいの大きさに切るのかやピースの形を考える機会を設けるために、1枚のイラストをどのように切るかを考えることから始めていきます。
お子さんの興味がありそうなイラストや写真を何枚か用意し、好きなイラストを選んでもらいます。
そのあと、先生から「3回切って4ピース作ってみよう」と言葉かけを受けると、
「どこを切ろうかな…」とイラストを見て切り方を考えるお子さんや、
「これ絶対難しいよ!」とあえて小さく切ることで難易度が高いピースを作るお子さんもいます。
この過程で、大きいピースは合わせやすく、小さいピースは合わせることが難しくなるという形の大きさの概念を体感しながら概念の習得の支援をしていきます。
また、パズルを合わせていく中で、左や右など方向を示す言葉を関連付け、左右の概念の形成も図っていきます。
自分が作ったパズルだけでなく、お母さんや先生が作ったパズルを順番に行っていくことで、他のパズルを楽しむ機会も設定しています。
実際にオリジナルパズルに取り組んでいるときは、
「向きが反対かな」「同じ色の風景があるから右側かな…」「くるっと回してみたらぴったりするかも」とお子さんの様子を見ながらお母さんがヒントを出してくれていたり、
「そのピース難しいでしょ~!」「これはね、このへんのピースだよ」とお子さんが作ったパズルに挑戦しているお母さんや先生に、わくわくした表情で話しかけてくれたりするお子さんの様子が見られました^^
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