年長さんのクラスで、ふうせんバレーを行いました。今回のふうせんバレーのルールは「みんなで協力をして、できるだけふうせんを床に落とさない」というものです。
はじめにウォーミングアップのために親子で組になり、ふうせんで遊んでもらいました。ふうせんは、ポンと打ち上げるとふわふわと空中を動き回り、なかなか思い通りの方向に飛んで行ってくれません。夢中でふうせんを見上げていると、いつの間にかお隣で遊んでいたお友達や壁にごっつんこ。あわててお母さんがかけよる場面もありました。
充分肩ならしが済んだら、今度は全員で『できるだけふうせんを床に落とさない』ことを目標にふうせんバレーを行います。長くラリーを続けるこつは、次の人が打ちやすいようにふうせんを打ち上げること、です。お母さん、お父さんとウォーミングアップをしていた時には思いっきり自分の打ちたいように打っていたふうせんを、今度は相手の顔を見て、コンディションを推測し、瞬時に合図のやり取りをしたりしながら、ふうせんを打ち上げます。次の人が上手に拾ってくれてうれしくなったり、上手に相手の手元にふうせんを飛ばせてウキウキしたり、あるいは思い通りに飛んで行かなくて悔しくなったり、ちょっと強く打ち込みたくなってイライラしたり、ボールが床に落ちてしまうとやる気が一気に失せたりと、こどもたちからたくさんの気持ちがあふれ出てきます。そのたびにお母さんが気持ちに寄りそって声をかけ、こどもたちはまたうれしそうにふうせんにむかっていました。
今回は5領域の中の【人間関係・社会性】を着目した活動でした。またスタッフは「どのような伝え方をしたらルールが覚えられるかな?」とか、「夢中になっているときにどのような声掛けをすれば注目をひくことができるかな?」などといった発達段階に関する観察、アセスメントをしながら活動を行い、それらをもとに次回もこどもたちが楽しんでくれる課題を検討しています。
コメント