こおりえのぐ

今週はこおりえのぐを使って制作を行いました。

未就園児さんのクラスでは、職員が用意したかき氷の下絵を染めてもらいました。

こおりえのぐは水分量が多いので「塗っていく」よりも「染めていく」というのがぴったりです。いろんな色がにじんで想定していない新しい色になっていきます。

枠の中をきれいに染めていく、のではなく、色の広がりと想像力の広がりを楽しんでもらいたくて用意した課題です。

卵パックで作ったこおりえのぐはこども達の手の熱でどんどん溶け出し紙を染めていきます。

上手に鉛筆やぺんといった道具を使う動作が難しいときでも、ちょうど手のひらで握れる大きさなのでつかみやすく、

また冷たい感覚が、しっかりものをつかむきっかけも作ってくれるようです。

また今回の制作は【言語・コミュニケーション】にも着目した課題でした。

何味のかき氷にする?○○ちゃんの好きなイチゴ味がいいかな?みかん味やソーダ味もいいね?こども達は保護者の声掛けにどんどんと想像を膨らませていきます。

絵の具を選ぶ時の保護者の声掛けで、絵の具の緑色が昨日読んだ絵本の新幹線を、茶色が今朝の朝食のパンを思い出させることもあります。日々のこども達をよくわかっている保護者の方だからこその声掛けだと思います。

今回もこどもたちが満足するまで、絵の具で紙と手を染めてもらいました。

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