年少児さんクラスでは、『人間関係・社会性』の活動として、宝さがしを行いました。遊びの中で自分だけでは解決できないことに出会ったときに大人に助けを求めたり、上手に容器を開けることができない時のくやしい気持ちや宝物を見つけられない時の悲しい気持ちの調整を大人が手助けしながら宝さがしを行いました。
宝探しでは瓶や、箱、プラスチックの入れ物、ガチャガチャのカプセルなど、子どもが身近で触るような容器を使います。その容器の中にフィギュアや好きなイラストの描かれたボールなど子どもが興味を持つような物を隠します。
簡単に開けられるものばかりでは楽しくないため、蓋の締め具合を調節したり、上から開けるもの、押し出して開けるもの、差し込みを引き上げないと開かないものなど、開け方のレパートリーのあるものを準備して、子どもひとりではうまく開けることができない場面もできるように設定しました。
☆押し出す箱
開けるのが少し難しい箱です。どうやって開けるのかな?と子どもは試行錯誤します。
☆引き上げる箱
テープを引きあげると固い箱がゆっくりと上がります。
☆回転蓋の透明な容器
中に何が入っているかわかる容器です。見えるからこそ、中身を取り出したくなります。
☆紙の蓋のある箱
上に蓋を持ち上げればパカっと開きます。中身をすぐに取り出せるので次の箱も開けたくなります。
☆引き抜いて開ける蓋の缶容器
蓋を引っ張って開けます。スポッと抜けたときの達成感は大きいです。
たくさんの箱や容器が出てきたので、子どもは何が入っているのかなとすぐに興味を示して開けようとしてくれました。
どうしても自分で開けたくて一生懸命に箱を触っている子どもの姿や、開かない瓶をお母さんに持っていく子どもの姿。お友達が開けているのを見て自分も同じ箱を開けたくなったお子さんも見られました。中には開けたいけど開かなくて箱をポイと投げ出してしまうお子さんも。
保護者は「開けたかったんだね悔しいね」と声をかけたり、「あとちょっとで開くよ!」と応援したり、「やった!開いたね!」と満足げなお子さんをみて一緒に嬉しそうにしていました(^^)
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