紙コップクレーン

木曜日の年中さんクラスでは、『認知・行動』の活動として、認知の発達と行動の習得をめざし、紙コップを使ってクレーンを作って遊びました。

カミーノでは紙コップを工作の材料でよく使います。見本や作り方を提示しますが、紙コップはふちが固かったり、強く握るとコップがつぶれてしまったり、面がカーブしているため絵が描きにくかったりします。見本や作り方を提示しますが、カミーノでは完成させることを目標とせず、最後までやりとげようとがんばるかを大切にしています。

今回、紙コップクレーンは、見本を実際に手に取り、保護者の方と構造を考えてみたり、先生から作り方を聞きながら作っていきました。紙コップに絵を描く作業では、コップを持つ力加減や、出来上がった時の絵の向きなど、考えながら描いていきます。紙コップを切る作業では、厚みやカーブからどうすれば切れるかなどを考える必要があります。

そして紙コップクレーン作った後は、クレーンを動かし物を掴んで遊ぶのですが、どうやったら掴めるかを保護者の方と話し合うように設定しました。

紙コップがなかなか切れない時に、持ち方や力加減を変えたりと色々試して、保護者の方に一緒に考えてもらいながら作っていきました。クレーンで物を掴んで遊ぶ時には、「あれ?つかめない!」「ストローを動かしたらつかめるかも。」「クレーンの手の部分をもう一回曲げてみたら?」など親子で、どうしたら掴めるかを試行錯誤する様子がありました。クレーンの動かし方に慣れてきたら、親子でどちらが多く掴めるかと競争したり、楽しそうな親子の笑顔が印象的でした。


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